アメックス・スカイ・トラベラー・カードの特典内容、「公式サイト」よりお得な入会方法について紹介しています。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード最適化計画

英語のoptimizeには「〈…を〉最高に活用する。できるだけ能率的に利用する。」という意味があります。当サイトのドメイン名「optimize-amex-skytraveler.com」は、アメックス・スカイ・トラベラー・カード、及び、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードを最大限に活用する方法を研究するという意味を込めて名づけました。

アメックス・スカイ・トラベラー・カード/アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードを持つのに最も相応しい人はだれか?逆に言えば、どのように利用すればその価値を最大限に引き出せるのか?

当サイトの現時点での答えは、ビジネス出張もしくはプライベートの旅行で、月にANA航空券を5万円程度、JAL航空券を6万円程度、(デルタ航空を除く)外資系の提携航空会社を2万円程度購入している人であれば、おすすめできる、というものです。

その理由を述べる前に、まず、アメックス・スカイ・トラベラー・カードの基本スペックを簡単に確認しておきましょう。

基本スペック

アメックス・スカイ・トラベラー・カード

アメックス・スカイ・トラベラー・カードは、言わずもがなの外資系クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.が2012年11月21日から発行しています。

基本会員(=申込者本人)の年会費は消費税込みで11,000円、家族会員の年会費は消費税込みで5,500円です。

センチュリオン、プラチナ、ゴールド、グリーンに連なるプロパーカード(提携他社のない非提携カード)ではありませんので、以上のプロパーカードのアメリカン・エキスプレス・カードをお持ちの方がスカイ・トラベラー・カードに申し込むことは可能です。

また、ANA、デルタ スカイマイル、ザ・ペニンシュラ東京、マリオットボンヴォイ、ヒルトン・オナーズ、ペルソナSTACIAとの提携カード、ビジネスカードをお持ちの方も重複しての保有(所謂「2枚持ち」)が可能です。もちろん、三菱UFJニコス株式会社発行のJAL アメリカン・エキスプレス・カードとの重複保有も何ら問題ありません。

アメックス・スカイ・トラベラー・カードを利用して、

(1)フリークエント・フライヤー・プログラム対象航空会社27社の航空券を、円建てで、その航空会社の公式ウェブサイト・空港のカウンターなどから直接カードで購入した場合、

(2)対象旅行代理店2社(日本旅行、アップルワールド)から、対象航空会社27社の航空券、パッケージツアー、前払いで手配するホテル等の宿泊代金、JR・バスのチケットの購入代金を円建てで直接決済した場合、

「スカイ・トラベラー・3倍ボーナス」として、通常の3倍のポイント(100円=3ポイント)を獲得できる点が当カードの最大の特徴です。

フリークエント・フライヤー・プログラム対象航空会社27社の特典航空券利用時の、燃油サーチャージ、空港施設使用料、旅客保安サービス料などの支払い、キャセイパシフィック航空のザ・マルコポーロクラブの入会金についても、アメックス・スカイ・トラベラー・カードで支払いをすれば、100円につき3ポイント獲得できますよ。

なお、「円建て」とは、表示価格が日本円で、支払い方法も円決済のことを意味します。

よく間違われやすいのですが、以下のものは「スカイ・トラベラー・3倍ボーナス」の対象外となります。

  • パッケージツアー、機内販売、通信販売、空港売店、貨物などの購入。
    ※仮に航空会社から直接購入した場合であっても対象外となります。
  • 他の航空会社に空港カウンター業務が委託されている航空券の購入
  • 楽天トラベル、Yahoo!トラベル、じゃらんなど、代理業・特約店経由での宿泊代金の支払い
  • 宿泊料金の現地決済
  • Paypalなどの決済代行会社を通した購入
スターアライアンス エバー航空(BR)、ルフトハンザドイツ航空(LH)、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)、全日空(NH)、オーストリア航空(OS)、アシアナ航空(OZ)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG)
ワンワールド フィンエアー(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、日本航空(JL)、カンタス航空(QF)
スカイチーム エールフランス航空(AF)、アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、デルタ航空(DL)、大韓航空(KE)、ガルーダ・インドネシア航空(GA)、KLMオランダ航空(KL)、エアタヒチ ヌイ(TN)
未加盟 Peach(MM)、エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、フィリピン航空(PR)、スターフライヤー(7G)

[注]2020年4月現在

但し、1暦年(毎年1月~12月)中の合計獲得ポイントが60,000ポイントの上限に達すると、それ以降の利用分については100円=1ポイントの換算率となります。

そして、1,000ポイント=1,000マイルの換算率で提携航空会社16社のマイルに移行することができます。100円=1ポイント=1マイルですからマイル還元率は圧倒の3.0%。但し、ANAマイルへの移行については年間40,000ポイント上限で、「メンバーシップ・リワード ANAコース」年間参加費として5,500円(消費税込)の手数料がかかります

2020年4月現在、フリークエント・フライヤー・プログラム提携航空会社は以下の16社です。アライアンスに関係なく、マイルを貯められますね。アメックス・スカイ・トラベラー・カードがあれば、アライアンス非加盟で、特典航空券取得難度が高いエティハド航空やヴァージン・アトランティック航空の特典航空券も容易に取ることができますよ。

スターアライアンス 全日空(NH)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG)
ワンワールド フィンエアー(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、カンタス航空(QF)
スカイチーム エールフランス(AF)-KLM(KL)、アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、中国南方航空(CZ)、デルタ航空(DL)
未加盟 エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、カタール航空(QR)、ヴァージン・アトランティック航空(VS)

※括弧内はIATAが定める2レターコード。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの新規募集開始は、アメックス・スカイ・トラベラー・カードの新規募集開始のわずか4ヶ月後の2013年3月22日。

基本会員(=申込者本人)の年会費は消費税込みで38,500円、家族会員の年会費は消費税込みで19,250円です。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードでは、フリークエント・フライヤー・プログラム対象航空会社27社の航空券を円建てで航空会社から直接発券した場合、対象旅行代理店2社(日本旅行、アップルワールド)の指定旅行商品を円建てで直接購入した場合、「スカイ・トラベラー・5倍ボーナス」として、通常の5倍のポイント(100円=5ポイント)を獲得できます。但し、1暦年(毎年1月~12月)中の合計獲得ポイントが100,000ポイントの上限に達すると、それ以降の利用分については100円=1ポイントの換算率となります。

獲得ポイントは提携航空会社14社のマイルに移行することができます。マイル還元率は5.0%。ANAマイルへのポイント移行については制限があることは先程述べたとおりです。

ANAマイルに移行するケース

まず、最も想定されるケースとして、貯めたポイントをANAマイルに移行するケースを考えてみます。

前提として、アメックス・スカイ・トラベラー・カードアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードいずれの会員も、ANAカード特典である「搭乗ボーナスマイル」(区間基本マイレージの+10%)や「ANAカードマイルプラス」を利用するためにANA JCB一般カード(年会費2,100円)を保有するものとします。

比較するのは、

  1. ANAと対象航空会社の航空券をアメックス・スカイ・トラベラー・カードで購入し(ポイント3倍)、搭乗マイルはANA JCB一般カード(年会費2,100円)で積算する場合
  2. ANAと対象航空会社の航空券をアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで購入し(ポイント5倍)、搭乗マイルはANA JCB一般カード(年会費2,100円)で積算する場合
  3. ANA JCB一般カード(年会費2,100円)のみを保有し、獲得したOki Dokiポイントを「1ポイント=10マイルコース」で交換するため手数料(2,100円/年度ごと)を支払った場合

です。ANAの航空券をANAカードで支払うと「ANAカードマイルプラス」によりマイル還元率が2倍になることを忘れないようにしましょう。

ANAの航空券の年間購入金額を「X」、ANA以外の対象航空会社の航空券の年間購入金額を「Y」、その他の年間ショッピング利用金額を「Z」とします。

ここで問題になるのが「1マイルの価値」ですが、現時点(2012年11月22日)時点における、2013年1月22日のNH129(羽田-那覇)、NH136(那覇-羽田)の往復運賃(もっともお得な「旅割55」運賃)が30,340円、同区間の特典航空券の必要マイル数が14,000マイルですので、1マイルの価値は2円と仮定します。

選択肢 総コスト 獲得マイル 損益
(獲得マイルx2-総コスト)
年会費 諸経費 移行手数料

アメックス・スカイ・トラベラー・カード

2枚持ち

ANA JCB一般カード

11,000円

2,100円
- 5,500円 0.03X+0.03Y+0.01Z (0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-17,850

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

2枚持ち

ANA JCB一般カード

38,500円

2,100円
0.05X+0.05Y+0.01Z (0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-44,100
ANA JCB一般カード2,100円2,100円
※10マイルコース
- 0.02X+0.01Y+0.01Z (0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-4,200

1の損益が3の損益を上回るように不等式を作ると、(0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-17,850>(0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-4,200。わかりやすいように変形するとX+2Y>682,500となります。

XはANAの航空券の年間購入金額、YはANA以外の対象航空会社の航空券の年間購入金額でした。X+2Y=682,500という方程式で、Y=0と仮定すると、X=682,500、X=0と仮定すると、Y=341,250となります。

このアメックス・スカイ・トラベラー・カード会員が、専らANAの航空券ばかり購入する場合では、年間682,500円以上の利用で、アメックス・スカイ・トラベラー・カードとANA JCB一般カードの2枚持ちの方が、ANA JCB一般カード単独保有よりもお得になります。一ヶ月平均では56,875円です。

逆に、ビジネス出張の関係で、スターフライヤーと大韓航空の航空券しか購入しない場合は、両航空会社の航空券を年間合計341,250円以上購入すれば、上述の2枚持ちがANA JCB一般カード単独所持よりお得になります。一ヶ月平均では28,437円です。

次に、2の損益が3の損益を上回るように不等式を作ると、(0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-44,100>(0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-4,200。わかりやすく変形すると3X+4Y>1,995,000となります。

3X+4Y=1,995,000という方程式で、Yを0と仮定すると、Xは665,000、Xを0と仮定すると、Y=498,750。

このアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード会員が、専らANAの航空券ばかり購入する場合は、年間665,000円以上の利用で、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードとANA JCB一般カードの2枚持ちの方が、ANA JCB一般カード単独保有よりもお得になります。一ヶ月平均では55,416円です。

逆に、ビジネス出張の関係で、スターフライヤーと大韓航空の航空券しか購入しない場合は、両航空会社の航空券を年間合計498,750円以上の利用で、上述の2枚持ちがANA JCB一般カード単独所持よりお得になります。一ヶ月平均では41,562円です。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは年会費が35,000円(+消費税)と割高なため、より多く対象航空会社の航空券または対象旅行会社の指定旅行商品を買わないと割に合わないのですね。

なお、アメックス・スカイ・トラベラー・カード/アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードとANA JCB一般カードの2枚持ちをすれば、前者のトラベルサービスである空港ラウンジサービス、航空便遅延費用補償、帰国時手荷物無料宅配サービスなども無料で利用可能となりますから、損益分岐点はさらに下に見積もってもいいでしょう。

JALマイルに移行するケース

※現在、メンバーシップ・リワードのポイントをJALマイルに移行することはできません。ご注意ください。

次に検討するのは、貯めたポイントをJALマイルに移行するケースです。

こちらも前回と同様、アメックス・スカイ・トラベラー・カードアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードいずれの会員も、JALカード特典である「搭乗ごとのボーナス」(区間基本マイレージの+10%)や「JALカード特約店」を利用するために、JALカード(普通カード)(年会費2,100円)を保有するものとします。

比較対象となるのは、

  1. JALと対象航空会社の航空券をアメックス・スカイ・トラベラー・カードで購入し(ポイント3倍)、搭乗マイルをJALカード(普通カード)に積算する場合
  2. JALと対象航空会社の航空券をアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで購入し(ポイント5倍)、搭乗マイルをJALカード(普通カード)に積算する場合
  3. JALカード(普通カード)のみを保有し、ショッピングマイルが2倍貯まる「JALカードショッピングマイル・プレミアム」(年会費3,150円)に登録した場合

JALの航空券は「JALカード特約店」扱いですから、JALカードで購入した場合のマイル還元率が2倍になります。

※JALカードショッピングマイル・プレミアムの年会費は2013年1月以降の有効期限月から、従来の2,100円から3,150円に改定されます。

JALの航空券の年間購入金額を「X」、JAL以外の対象航空会社の航空券の年間購入金額を「Y」、その他の年間ショッピング利用金額を「Z」とします。

現時点時点における、2013年1月22日のJL909(羽田-那覇)、JL920(那覇-羽田)の往復運賃(最も安い「スーパー先得」運賃)が30,340円、同区間の特典航空券の通常必要マイル数が15,000マイル([注]ディスカウントマイル期間中のため実際は12,000マイル)ですので、ここでも1マイル=2円と仮定します。

選択肢 総コスト 獲得マイル 損益
年会費 諸経費 移行手数料

アメックス・スカイ・トラベラー・カード

2枚持ち

JALカード(普通カード)

11,000円

2,100円
- 9,000円 0.03X+0.03Y+0.01Z (0.03X+0.013+0.01Z)×2-21,600

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

2枚持ち

JALカード(普通カード)

38,500円

2,100円
0.05X+0.05Y+0.01Z (0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-47,850
JALカード(普通カード)2,100円3,150円
※ショッピングマイル・プレミアム
- 0.02X+0.01Y+0.01Z (0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-5,250

1の損益が3の損益を上回るように不等式を作ると、(0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-21,600>(0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-5,250。こちらも移項して、不等式を整えると、X+2Y>817,500となります。

XはJALの航空券の年間購入金額、YはJAL以外の対象航空会社の航空券の年間購入金額でした。X+2Y=817,500という方程式で、Yを0と仮定すると、Xは817,500、Xを0と仮定すると、Y=408,750。

仮に、このアメックス・スカイ・トラベラー・カード会員が、JALの航空券のみを購入するケースでは、年間817,500円以上の航空券購入代金を積み上げれば、アメックス・スカイ・トラベラー・カードとJALカード(普通カード)の2枚持ちの方が、JALカード(普通カード)単独保有よりもお得になります。一ヶ月平均では68,125円です。

逆に、ビジネス出張の関係で、中国南方航空とキャセイパシフィック航空の航空券しか購入しないケースでは、両航空会社の航空券を購入代金が年間408,750円以上を上回ると、上述の2枚持ちがJALカード(普通カード)単独所持よりお得になります。一ヶ月平均では34,062円です。

次に、2の損益が3の損益を上回るように不等式を作ると、(0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-47,850=(0.02X+0.01Y+0.01Z)×2-5,250。移項して、整理すると、、3X+4Y>2,130,000となります。

3X+4Y=2,130,000という方程式で、Yを0と仮定すると、Xは710,000、Xを0と仮定すると、Y=532,500。

このアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード会員が、JALの航空券のみを購入する場合は、年間710,000円以上の利用で、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードとJALカード(普通カード)の2枚持ちのが、JALカード(普通カード)単独保有の損益を上回ります。一ヶ月平均では59,166円です。

逆に、ビジネス出張の関係で、中国南方航空とキャセイパシフィック航空しか購入しないケースでは、両航空会社の航空券を年間合計498,750円以上の利用で、上述の2枚持ちがJALカード(普通カード)単独所持よりお得になります。一ヶ月平均では41,562円です。

2枚持ちすることによって増える付帯サービスのメリットを考慮すれば、損益分岐点はさらに下に見積もっていいことは前項と同様です。

シンガポール航空クリスフライヤーマイルへ移行するケース

次に検討するのは、シンガポール航空のフリークエント・フライヤー・プログラム「クリスフライヤー」のマイルに移行したケースを検討します。

このケースでは、アメックス・スカイ・トラベラー・カードアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで獲得したポイントのマイル移行手数料がかかりません。また、クリスフライヤー提携カードには、シンガポール航空の航空券を購入した場合のボーナス(「ANAカードマイルプラス」や「JALカード特約店」のような)が存在しない点も留意する必要があります。

選択肢 総コスト 獲得マイル 損益
年会費 諸経費 移行手数料

アメックス・スカイ・トラベラー・カード

2枚持ち

クリスフライヤーJCB一般カード

11,000円

2,625円
- 無料 0.03X+0.03Y+0.01Z (0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-13,125

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

2枚持ち

クリスフライヤーJCB一般カード

38,500円

2,100円
0.05X+0.05Y+0.01Z (0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-38,850
クリスフライヤーJCB一般カード2,625円- - 0.01X+0.01Y+0.01Z (0.01X+0.01Y+0.01Z)×2-2,625

(0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-13,125>(0.01X+0.01Y+0.01Z)×2-2,625という不等式を変形すると、X+Y>210,000となります。(0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-38,850>(0.01X+0.01Y+0.01Z)×2-2,625という不等式を変形すると、X+Y>452,812となります。マイル移行手数料無料、クリスフライヤー提携カードのショッピングマイルが1%固定という条件下では、損益分岐点がグッと下がるのがわかりますね。

アメックス・スカイ・トラベラー・カードで貯めたポイントは、スターアライアンスのスカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG)、ワンワールドのフィンエアー(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、スカイチームのアリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、中国南方航空(CZ)、デルタ航空(DL)、及び、アライアンス未加盟のエティハド航空(EY)、ヴァージン・アトランティック航空(VS)に移行する分には移行手数料がかかりません。

アメックス・スカイ・トラベラー・カード/アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、ANA・JAL以外のこれら外資系航空会社の航空券をマイルを貯めるのに最も適しています。

例外としてのデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード

最後に、デルタ スカイマイルに移行するケースを考えてみます。

デルタ スカイマイル提携クレジットカードには還元率が高いものが多く、なかでもデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードは、delta.com、デルタ航空予約センターでのデルタ航空の航空券の支払いで100円=2マイル、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはdelta.com、デルタ航空予約センターでのデルタ航空の航空券の支払いで100円=3マイル貯まります。しかも、前者は上級会員資格シルバーメダリオン(スカイチームシルバー会員)資格、後者は上級会員資格ゴールドメダリオン(スカイチームゴールド会員)資格を得ることができます。

搭乗機会が多ければ多いほど、上級会員資格であることのメリットを享受する機会も多いでしょう。

この場合、損益だけを見て、アメックス・スカイ・トラベラー・カード/アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード優位とは言えないでしょう。

直截に申せば、デルタ航空のマイルを貯めるのであれば、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに敵うカードはありません。

選択肢 総コスト 獲得マイル 損益
年会費 諸経費 移行手数料
アメックス・スカイ・トラベラー・カード11,000円- 無料 0.03X+0.03Y+0.01Z (0.03X+0.03Y+0.01Z)×2-10,500
アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード 38,500円 - 0.05X+0.05Y+0.01Z (0.05X+0.05Y+0.01Z)×2-36,750
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード12,000円(+消費税)- - 0.02X+0.01Y (0.01X+0.01Y)×2-12,600
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 26,000円(+消費税) - - 0.03X+0.01Y (0.03X+0.01Y)×2-27,300

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード新規入会キャンペーン

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードでは、現在、大変シンプルな新規入会キャンペーンを実施中です。

新規入会で5,000ポイント獲得できます。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード新規入会キャンペーンのボーナスポイント

入会ボーナスは、初回年会費を期日までに支払った場合に、年会費支払い後に加算されます。

キャンペーンで獲得した5,000ポイントを、提携航空会社27社のマイルに交換すれば、5,000マイル獲得できますね。

この特典はリンク先ページから申込んだ場合に限り有効です。以下のバナーから申込み下さい。

※ただし、現在は以下で紹介する「紹介プログラム」から入会した方が入会ボーナスマイルは多くなります。

また、アメックス・スカイ・トラベラー・カードでも同様に大変シンプルな新規入会キャンペーンが実施されています。

新規入会とカード利用で3,000ポイント獲得できます。

この特典もリンク先ページから申込んだ場合に限り有効です。以下のバナーから申込み下さい。

※ただし、現在は以下で紹介する「紹介プログラム」から入会した方が入会ボーナスマイルは多くなります。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの「紹介キャンペーン」

アメックス公式の「紹介キャンペーン」が始まりました。

以前でしたら「ポイントサイト」から入会して、「新規入会キャンペーン」をこなすのが最もお得な入会方法でしたが、「紹介キャンペーン」の方がお得なケースも出てくるようになりました。

「ポイントサイト」の報酬も、「新規入会キャンペーン」の特典内容も「紹介キャンペーン」の特典内容も随時変更しますので、

  • 「ポイントサイト+新規入会キャンペーン」
  • 「紹介キャンペーン」

のどちらがお得かは時期によって変わります。

なるべく最新の情報を、「紹介キャンペーン」が「ポイントサイト+新規入会キャンペーン」を優る可能性で紹介していますので、是非ご覧になって、お得な入会方法を選んでください。